【広島】昭和から続くリンゴへの情熱🍎小奴可の寒暖差で育った🌱「至福のアップルパイ🥧」

お菓子

前から行きたかった🍎念願の専門店へ

インスタグラムで見かけていて、以前から「いつか行ってみよう」とずっと気になっていたアップルパイの専門店を、ようやく訪ねることができました。 定休日や祝日とお休みが重なることもあり、なかなかタイミングが合わずに行けなかったのですが、今回ようやく念願が叶いました。

派手な看板があるわけではなく、店の前を通っても特に香りが漂ってくるわけでもない、静かな佇まいの店です。 私がお邪魔したのは営業終了が迫る時間帯。「もう売り切れているかな」と思いながら覗いてみると、運よくあと3個だけ残っており、無事に買って帰ることができました。

軽快なサクサク感と🍎しっとり優しい甘み

持ち帰った包みをそっと開けると、そこで初めて、丁寧に焼き上げられたパイ生地の香ばしさとリンゴの柔らかな香りが広がります。一口かじれば、その期待を裏切らないサクサクとした高い音が心地よく響き、パイの層がはらりとほどけていきます。

中のリンゴは、あえて食感を残さないほどしっとりと炊き上げられていて、パイ生地とより一層、優しく馴染み合っています。甘すぎず、それでいてリンゴ本来の爽やかな風味がしっかりと感じられる、驚くほど食べやすい味わい。前から食べてみたかったその味は、期待を上回る満足感でした。

産地の歩み🍎昭和から続くリンゴへの情熱

この豊かな風味の根底にあるのは、広島の自然の中で育てられたリンゴそのものの力です。産地である庄原市東城町小奴可(おぬか)のリンゴ作りは、昭和20年代にまでさかのぼります。戦後の開拓期、標高約600メートルの寒冷な土地を活かせる作物として栽培が始まりました。

しかし、その道のりは決して平坦なものではありませんでした。春先の遅霜や秋の台風といった厳しい自然との闘い、それから傾斜地での気の遠くなるような手作業による管理など、幾多の困難がありました。そうした中で、何十年もの間、土壌を改良し続けてきた先人たちのたゆまぬ努力が、今の濃厚な味わいへと繋がっています。

「農家の想い」を形にした🍎アップルパイ

小奴可の激しい寒暖差が育んだリンゴたちは、驚くほど多才です。主力となる「ゴールデン・デリシャス」を中心に、「ふじ」や「つがる」、「ジョナゴールド」「王林」といった馴染み深いものから、希少な「世界一」や「陸奥」、「スターキング」まで。さらには加工に適した「紅玉」など、それぞれの個性を活かして贅沢に使い分けられています。

形が不揃いなだけで市場に出せない美味しいリンゴを、一番良い状態で味わってほしい。そんな農家の純粋な想いが、このサクサクのパイ生地の中にぎゅっと詰まっていました。

まだ見ぬ「広島のグルメ」を探して

一口食べれば、単なるスイーツ以上の、産地と作り手の確かな「思い」が伝わってきます。

この一品を生み出しているのは、庄原市東城町小奴可に自社農園を持つ「やまうえ農園 広島アップルパイ工場店」。自ら土を耕し、歴史を次世代へ繋ごうとする農家さんの想いが形になったアップルパイです。

広島で暮らしていても、まだまだ知らない魅力や、守り継がれている素晴らしい食文化が身近に隠れていることを改めて実感しました。今回出会った幸せな一口をきっかけに、もっと街を歩き、まだ見ぬ広島のグルメを探しに行こうと思います。

ショップ情報

  • 店名: やまうえ農園 広島アップルパイ工場店
  • 場所: 広島市西区中広町2丁目21-23
  • 営業: 火・水・木曜日(12:00〜17:00) ※土日特別営業あり

※期間限定メニューやイベント情報などは、公式Instagramやまうえ農園で更新されています。 お出かけ前にぜひチェックしてみてください。


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