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1. はじめに:平和記念公園のそばに立つ「おりづるタワー」
広島の平和記念公園のそばに立つ「おりづるタワー」。多くの人が知っている観光スポットですが、このタワーが単なる展望台ではないことをご存知でしょうか? ここでは、街の歴史とともにあり、常に進化を続けるおりづるタワーが持つ、知られざる側面に迫ります。
おりづるタワーは、被爆から復興を遂げた広島の街の歴史を物語る重要な場所にあります。目の前には、原爆の悲劇を今に伝える原爆ドームが、そしてその向こうには、平和への願いが込められた平和記念公園が広がっています。
2. 街の歴史とともに進化するランドマーク
元々は1978年に「広島東京海上ビル」として建てられましたが、その後、株式会社広島マツダが建物を取得。大規模な改修を経て、2016年に現在の「おりづるタワー」として生まれ変わりました。
この改修で設計を手掛けた建築家の三分一博志氏は、建物と街のつながりを大切にしました。特に、屋上へ続くスロープ「散歩坂」は、まるで平和公園からタワーへ、そして未来へと歩みを進めるかのような体験を与えてくれます。
3. 平日の午前、自分だけの広島と出会う
おりづるタワーの魅力を存分に味わうなら、平日の早い時間帯に訪れるのがおすすめです。 まだ街が本格的に動き出す前の澄んだ空気の中、最上階の展望台へ向かうと、そこには混雑とは無縁の静寂が広がっています。1階にある地元食材を使ったカフェ「Akushu Cafe ORGANIC(握手カフェオーガニック)」で買ったお気に入りのドリンクを片手に、刻々と表情を変える広島の街並みをただぼーっと眺める……。そんな「何もしない時間」こそが、最高の癒やしとなります。
4. 街のストーリーテラー、スタッフとの心温まる交流
展望台の魅力は景色だけではありません。そこにいるスタッフの方々は、単なる案内係ではなく、広島の今を伝えるストーリーテラーです。 気さくに声をかけて記念写真を撮ってくれたり、目の前に広がる景色や街の歴史について笑顔で説明してくれたりと、素晴らしい対応を通じて多くの学びを得ることができます。
5. 過去から未来へ。折り鶴に込める祈りのバトン
静かな時間を楽しんでいると、時折、社会見学の小学生たちが元気にやってくる場面に出会うこともあります。先ほどまでの静寂が未来を担う子供たちの活気へと変わる様子は、まさに復興を遂げた広島の現在地を感じさせてくれます。
活気に背中を押された後は、12階の「おりづる広場」へ。ここでは、来館者が自分で折った折り鶴を「おりづるの壁」に投入することができます。一人ひとりの平和への願いが積み重なってできたこの壁は、まさに希望のシンボルです。

6. おわりに:新しい平和の形を模索する挑戦
また、1階の物産館「SOUVENIR SELECT 人と樹」を通じて広島の特産品を販売し、地域経済の活性化にも貢献するなど、タワーは新しい平和の形を模索し続けています。 広島の街が歩んできた歴史、そして歩んでいく未来を映し出す「おりづるタワー」。ぜひ一度足を運んで、その歴史と挑戦、そして温かい時間を肌で感じてみてください。



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