【広島の魅力と記述を深堀】城下町の記憶が交差する「紙屋町シャレオ」現代に息づくスパイスの祭典🍛

グルメ

【プロローグ】🍛地下で出会ったスパイスの祭典

5月9日の休日、SNSで「Indies Curry Set vol.4」の告知が目に留まりました。広島で活動する、固定の店舗を持たないカレー屋さんや料理人の方々が一堂に集まり、紙屋町シャレオ西通りのシェアスペース「紙屋町スウィング」で一日限りの食の空間を創り上げるイベントです。

会場に到着すると、チャージ式でライスを先に購入し、1レードル好みのカレーを各ブースで選んで楽しむスタイルとなっていました。駅に直結し、常に人が行き交うシャレオの通路を抜けると、スパイスの芳醇な香りが漂っており、多くの方々が楽しそうにカレーを選んでいました。今回は「PFC KITCHEN」のサメの薬膳カレーと、「KEROKERO CURRY」の長州地鶏のアサリのキーマカレーを選び、料理人の方々が手がける一皿を味わうことにしました。


【空間】🍛人と文化が交差する、紙屋町スウィング

会場となった「紙屋町スウィング(紙屋町シャレオ内)」は、周辺の商業施設やバスセンター、路面電車を結ぶ重要な結節点です。普段は通り過ぎてしまう地下街の一角ですが、この日は多くの来場者で賑わい、地下空間に確かな活気が満ちていました。

会場を訪れた人々は、目当てのカレーを求めて各ブースを巡り、指定された席で料理を味わっていました。主催者が各ブースを回る姿や、調理の合間に会話を交わす様子も見られ、固定の店舗を持たないカレー屋さんから店舗を持つ方まで、多様な料理人たちが「一日限りの場」を共に築き上げ、それぞれのスタイルで販売を行っている光景が印象的でした。


【歴史】🏘️交通拠点として発展してきた紙屋町

紙屋町周辺は、毛利輝元による広島城築城以降、西国街道の結節点として機能してきた経緯があります。城下町の中心地として、古くから人や物資、情報が集まる拠点でした。

1994年に開業した「紙屋町シャレオ」は、都市計画法に基づき日本で初めて認可された「登録地下街」です。かつて地上で交差していた人の流れが、現在は地下の広場や通路へ集約される構造となっています。交通の要衝であった紙屋町が、時代を経て地下街という形へと受け継がれ、現在の賑わいを支えています。


【体験】🍛二つの個性が並ぶ一皿

提供されたカレーは、ライスを中央に、一方は直接皿へ、もう一方はカップに入れられて並ぶスタイルでした。

まず「PFC KITCHEN」のサメの薬膳カレーを味わいます。広島県北部で親しまれてきたサメ肉は、身が引き締まった食感で、薬膳スパイスの風味が鼻を抜けていきました。続いて「KEROKERO CURRY」の長州地鶏のアサリのキーマカレーは、鶏の旨味とアサリの風味が重なり合う一品です。それぞれの作り手の方が細部までこだわりを込めたカレーを、一皿の上で体験するひとときでした。


【結び】🏘️紙屋町という接点、続いていく日常

紙屋町シャレオのシェアスペースでカレーを堪能し、地上へ出ると原爆ドームが視界に入りました。

イベントの帰り道、ドームの傍を通り抜けます。近代的な「登録地下街」として交通と人の流れを集約し、かつての宿場町から続く結節点としての役割を担い続ける紙屋町シャレオ。そこでのイベントは、街の歴史的背景と現代の新しいカルチャーを大切に紡ぐ、作り手の方々が創り上げた光景でした。

地下と地上という異なる時間が隣り合う紙屋町を後にし、近くの停留所から路面電車に乗り込みました。窓の外を流れる街の景色を眺めながら、これからも広島の街を探索していきたいです。


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