
真夏の街を歩いていると、あっという間に汗が吹き出して肌がねとねとになってしまいますよね。思わず「今すぐシャワーを浴びてさっぱりしたい!」と頭を抱えたくなることも多いはずです。
そんな時こそ、街の銭湯や手軽な日帰りお風呂が頼もしい味方になります。広島県内の銭湯は大人一律500円に規定されているため、500円玉1枚あれば面倒な手続きなしで全身の汗をサッと流せます。
今回は、仕事や買い物のすきま時間にワンコインで飛び込める、広島市内の気軽なお風呂スポットを3つ集めました。
昼前からサクッと汗を流せる港町近くで親しまれる通し営業の銭湯
【お風呂の魅力】
南区宇品海岸の静かな街並みにある「いなり湯」は、昼前の11時から夜まで休みなく開いている大変貴重なお風呂屋さんです。街なかの銭湯の多くが夕方近くまで開かないなか、お昼休みの30分を使ってサクッと汗を洗い流すことができます。市電の宇品線や車でも向かいやすく、大人1名500円で手続きなしで入れる手軽さが魅力です。高い天井とノスタルジックな雰囲気が漂う浴室内で湯に浸かれば、午前の汗と疲れがすっと引いていきます。
【銭湯の歩み】
宇品港が陸海交通の拠点として大きく発展し、港湾で働く人々や周辺の住宅街が急増した昭和の時代に誕生しました。港で汗を流して働く船乗りや現場の人々、そして近隣住民の日常を支える大切な生活の場として建てられたのが始まりです。時代の変化とともに街の姿が変わっても、昼間から働く人や地域の人々を温かく迎える温もりはそのままに、街の暮らしを静かに支え続けています。
街の真ん中で手ぶらでさっぱり天然温泉が湧き出る情熱の名湯
【お風呂の魅力】
中区田中町のビルが立ち並ぶエリアにある「音戸温泉」は、平和大通りからすぐという抜群の立地にあり、思い立った瞬間にフラッと立ち寄れる施設です。13時から営業しているためお昼過ぎの外出時にあわせやすく、券売機で券を買って受付に渡すだけで入れるシンプルさが魅力です。大人1名500円で利用でき、+100円ほどで小さな手ぶらセットも付けられます。素朴でアットホームな空間のなか、街の真ん中で本格的な天然温泉に浸かってリフレッシュできる贅沢なスポットです。
【銭湯の歩み】
戦後の復興期、住宅にお風呂が少なかった時代に地域の人々の衛生と憩いを支える街銭湯として誕生したのが始まりです。大きな転機となったのは昭和47年のことで、先代の店主が「地元の人々により質の高い癒やしを提供したい」という強い情熱から、都市部の自宅庭で温泉の掘削を決意しました。周辺から無理だと言われながらも諦めず、苦節12年におよぶ掘削の末、地下850メートルから見事に天然温泉を掘り当てることに成功しました。都市の真ん中に湧く情熱の名湯として、今なお多くの人々に愛され続けています。
朝から開いてお湯の種類も豊富北部エリアで長年愛される憩いの場
【お風呂の魅力】
安佐北区口田南に位置する「ゆーぽっぽ」は、可部や高陽方面など市の北部を移動する際に重宝する温浴スポットです。朝10時から開いているため使い勝手がよく、面倒な登録なしで内風呂のみの基本コースなら500円で利用できます。広々とした浴室には気泡が心地よいお風呂や噴射バスなど多彩なお湯が揃っており、短時間の立ち寄りでもしっかり体をほぐせます。広い駐車場も備わっており、お仕事の移動中に車でサクッと寄りたい時にもぴったりです。
【銭湯の歩み】
平成の初め、太田川沿いの新興住宅地として北部の街並みが大きく広がっていく時期に誕生しました。それまでの伝統的な街銭湯とは一味違う「家族みんなでゆったり楽しめる新しい憩いの場」を目指して作られたのが成り立ちです。以来、長年にわたってドライブ途中のドライバーや地域の人々が日々の疲れを癒やす身近なお風呂屋さんとして、親しまれ続けています。
お風呂上がりはすぐご飯3つのエリアで楽しむ湯上がりの食🍚

お風呂でさっぱりした後のご飯や一杯は格別です。各施設ごとの特徴や立地にあわせた湯上がりの楽しみ方をご紹介します。
いなり湯(南区エリア) 銭湯で汗を流した後は、沿線を少し移動して港町エリアならではの食を楽しむのがおすすめです。少し足を延ばせば、海風を感じられるおしゃれなベイサイドカフェや、ガッツリ味わえるラーメン、焼き立て熱々の広島風お好み焼き店が集まっています。湯上がりの体に塩分と旨味が心地よく染み渡ります。
音戸温泉(中区エリア) 繁華街のすぐそばにある音戸温泉なら、お風呂上がり数歩で本格的な食事にたどり着けます。同じビル内にあるダイニングでスパイスの効いた本格キーマカレーや肉料理を味わうもよし、少し歩いて鉄板焼きやお好み焼きの店に飛び込むもよし。湯上がりの火照った体で冷たいビールやお酒を一杯ひっかけるのにも最高の立地です。
ゆーぽっぽ(安佐北区エリア) 安佐北区のゆーぽっぽなら、お風呂を出て移動することなく施設内でそのままご飯を食べられます。館内のお食事処では、定番のジューシーなカツ丼やさっぱりとした冷麺、各種定食から和食まで豊富なメニューが揃っています。湯上がりの姿のまま涼しい空間で一息つく時間は、真夏の昼下がりにおける至福のひとときです。
手軽なお風呂を味方につけて真夏の街を快適に乗り切ろう
汗でべたつく真夏の外出も、お昼から開いている街の銭湯や手続き不要の日帰り風呂を上手に挟むことで、午後の活動や仕事の心地よさがガラリと変わります。
手ぶらセットを利用したり、着替えのTシャツをカバンに1枚忍ばせておくだけで、お風呂上がりの爽快感は何倍にも膨らみます。「汗だくでもうしんどい…」と感じたら無理をせず、ワンコインの入浴料と少しの小銭を持ってお風呂屋さんに飛び込んで、すっきり心地よい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。


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