
🍙日常の合間に見つけた、小さな安らぎ
休日の午前、古市での用事を心地よく済ませると、ちょうどお腹の虫が鳴き始めました。さて、今日のお昼は何にしよう。ふとSNSで見て気になっていた、おむすびと豚汁のお店『ほっ心り』へ向かうことにしました。
穏やかな日差しの中を歩き、お目当ての看板を見つけたときの「ほっ」という安堵感。引き戸をそっと開けて一歩店内へ足を踏み入れると、ちょうどお昼どきということもあって、店内は多くの人で賑わっていました。その中で、料理からふわりと漂うお出汁の香りに包まれ、不思議と心が穏やかになっていくのを感じます。まるで見知らぬ場所でありながら、家に帰ってきたときのような安心感を覚え、肩の力がすうっと抜けました。
🍙木の温もりに包まれる、安らぎの休息地
お店の扉を開けて一歩足を踏み入れると、外観から想像するよりもずっと広く、開放的な空間が広がっていました。明るいトーンの木目を基調とした内装は、和モダンで洗練されていながらも、どこか懐かしい家に帰ってきたような安心感に満ちています。
ふと店内に目をやると、壁のボードにオーナーのこだわりや、食材についての丁寧な想いが綴られていました。その文字を眺めていると、これから運ばれてくる料理への期待が静かに高まり、同時に「このお店に来てよかった」という安心感がありました。
この落ち着いた空間には、慌ただしい日常を忘れさせてくれるような、心地よい時間が流れています。
- ゆとりのある座席配置: テーブル席の間隔が広く確保されており、隣を気にすることなく、自分だけの時間をゆっくりと楽しむことができます。
- 心地よいカウンターの距離感: 一人でも気兼ねなく過ごせるカウンター席は、立ち寄った際にも癒しの場所となってくれます。
- 人と場所が紡ぐ温もり: 何より、店内に流れるスタッフの方々の柔らかな人柄や、訪れる人の心を解きほぐすアットホームな空気感が、この場所の何よりの調味料となっています。
🍙手から手へ、想いをつなぐ食の物語
この場所を訪れると、単に食事をするだけでなく、積み重ねられてきた街の営みの一部に触れているような感覚を覚えます。
このお店を始めたのは「毎日忙しく過ごす人たちに、ゆっくり深呼吸できる場所を届けたい」という願いからだそうです。外食の定食を重たく感じていた経験から、「食べた後に体が軽くなるような、本当に体に優しくて美味しいごはんを」と試行錯誤を重ねて辿り着いたのが、お出汁、お味噌汁、そしておむすびという日本人の原点でした。
2025年8月のオープン以来、多くの人に愛されてきたこのお店の名前には、「身体は健康に、心はほっこり温まる時間を過ごしてほしい」という願いが込められています。今では地元のテレビ番組や多くのファン、そしてスポーツ選手までもが足を運ぶ人気店となっていますが、根底にある「食べる人を癒やしたい」という変わらない想いが、この場所の居心地の良さを支えているのでしょう。
🍙五感で味わう、お出汁が主役の贅沢なごちそう
ここで味わう食の体験は、一口いただくごとに張り詰めていた肩の力がすうっと抜けていくような、贅沢な「ごちそう」を前に、写真からも伝わるように、お盆に並べられた小鉢の一つひとつまでが、丁寧な手仕事を感じさせてくれます。

- 五感で楽しむ「主役級」の豚汁: 運ばれてきた瞬間、毎朝丁寧に引かれたお出汁の香りが鼻をくすぐり、ふっと心がほどけます。驚くのはその具材のボリューム。大ぶりの器に野菜や旨味たっぷりの豚肉がゴロゴロと入り、汁物という枠を超えて、立派な主菜としての温かさを放っています。豆乳仕立てやチゲといった多彩なバリエーションも、旬や自分の心身の状態に合わせて選ぶ楽しみを教えてくれます。
- 口の中で「ほろっと」解ける、大人気の「手作り鶏つくね」: 今回いただいたのは、お店の看板メニューでもある「ほっ心りの手作り鶏つくね」のおむすびです。丁寧に握られたお米の上でつくねが愛らしい存在感を放っています。熟練の握り加減でふんわりと空気を含んだお米は、口の中でほろりと解けていきます。そこに、ジューシーな鶏の旨味とコクのある甘辛いタレがしっかりと絡み合い、噛みしめるたびに幸せな香りが広がります。一口ごとに心が満たされ、お米の甘みと具材の調和に、思わず顔がほころんでしまいました。
- 彩り豊かな小鉢が添える、季節の楽しみ: メインのおむすびと豚汁に加え、添えられた小鉢の数々もこのお店の大きな魅力です。色とりどりの野菜や繊細な味付けの副菜が、食卓をより一層華やかに彩り、最後の一口まで飽きることなく、栄養と満足感で心を満たしてくれます。
🏘️広島の風景を、これからも歩き続ける

食事を終え、店を出る頃には、歩き疲れていたはずの足取りも心なしか軽くなっていることに気づきます。広島という街の魅力は、こうした「何気ない日常の食卓」にこそ色濃く反映されているのではないでしょうか。
安佐南区の小さな通りで出会ったこの温もりは、私の広島グルメ探索の歴史に、新しい彩りを添えてくれました。もっと深く、この街の美味しい風景を歩いてみたい。次にどんな温かい味に出会えるのか、そんな期待を胸に、私はまた次の角を曲がってみたいと思います。
店舗情報
店名:ほっ心り
住所: 広島県広島市安佐南区古市2丁目23−20 1階
営業時間:11:00〜16:00
食べログ:https://tabelog.com/hiroshima/A3401/A340107/34033789/

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