広島の夏の風物詩といえば「小イワシ(カタクチイワシ)」です。足が非常に早いため、お刺身などの生で美味しく食べられるのは地元ならではの特権。昔から広島の人々に愛され続けているソウルフードです。
今回は、小イワシの魅力、スプーンを使った簡単なさばき方、そして王道の定番レシピを要点を絞ってコンパクトにまとめました。
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広島のソウルフード「小イワシ」の魅力
広島では毎年6月に小イワシ漁が解禁されます。広島市ホームページなどの公的情報でも郷土料理として広く紹介されており、夏の訪れを告げる定番の味覚です。
最大の魅力は、「七回洗えば鯛の味」と称されるその美味しさ。傷みやすいカタクチイワシですが、新鮮なうちに丁寧な下処理(洗い)を施すことで、高級魚である鯛にも負けない豊かな旨みと、キュッと引き締まった上品な食感を堪能できます。
【包丁不要】スプーンでできる簡単なさばき方
小イワシはサイズが小さく身が柔らかいため、包丁を使わなくても、ティースプーンなどの小さめのスプーン1本で綺麗に身を切り離せます。お刺身用の簡単な手順は以下の通りです。
- ステップ1(水洗い): 小イワシを軽く水洗いし、表面の汚れやウロコを落とします。
- ステップ2(スプーンを入れる): 頭をしっかり押さえ、すぐ下の背中にスプーンを斜めに差し込みます(中央の背骨に当たる深さが目安)。
- ステップ3(半身を裂く): 頭を押さえたまま、スプーンを尾に向けてスーッと滑らせ、片側の身を裂き取ります。
- ステップ4(反対側も同様に): 魚を裏返し、反対側の身も同じように頭の下の背中からスプーンを入れ、尾に向けて引いて身を取ります。
- ステップ5(完了): 頭・背骨・内臓がその場に残り、左右のきれいな身だけを簡単に切り離すことができます。
美味しさを引き出す「洗い」の工程
身が取れたら、美味しさを凝縮させる仕上げを行います。
用意した冷たい氷水(または薄い塩水)のボウルの中で、身をジャブジャブと優しく洗います。水を取り替えながらこの「洗い」を数回繰り返すことで、残った血やウロコが綺麗に落ち、身が白っぽく透き通ってキュッと引き締まります。
これこそが「七回洗えば鯛の味」にするための最も重要なステップです。最後にザルにあげ、キッチンペーパーなどでしっかりと水気を拭き取れば下処理は完了です。
広島の定番!小イワシの絶品レシピ
地元で特に愛されている、間違いない2つの食べ方です。
1. 小イワシの刺身(洗い)
氷水でしっかり締めた身に、おろし生姜や刻みネギ、ミョウガなどの薬味をたっぷり添え、お醤油でいただきます。脂の乗った豊かな甘みと薬味の爽やかさが抜群の相性です。
2. 小イワシの天ぷら
サクッとした衣の中に、ふっくらとしたイワシの旨みが閉じ込められます。お塩を少しつけたり、レモンを絞ったりして食べるのが地元流。ご飯のおかずにも、お酒のおつまみにもぴったりです。
まとめ
難しそうに思える小イワシのお刺身ですが、スプーンを使えばどなたでも驚くほど簡単かつ綺麗に仕上がります。広島の豊かな食文化が詰まった夏の味覚を、ぜひご家庭の食卓で手軽に楽しんでみてください。



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