なぜ「ワニ」が「サメ」なのか?広島県の山奥で愛される意外な理由とは。江戸時代から続いてきた知恵と歴史の魅力を徹底解説! 🦈📜

グルメ

広島県の北部、三次(みよし)市や庄原(しょうばら)市を訪れると、スーパーや飲食店で当たり前のように目にする「ワニ」の文字。初めて訪れた人は「山奥で凶暴な爬虫類のワニを食べるの!?」と驚くかもしれません。

しかし、広島の備北(びほく)地域で「ワニ」といえば、それは海の王者・サメのこと。なぜ海のない山間部で、サメが伝統料理として根付いたのでしょうか。そこには、江戸時代から続く先人たちの驚くべき知恵と、現代まで愛される深い理由がありました。

※この記事に掲載している画像はイメージです。実際の団体、個人、店舗、商品などとは異なる場合があります。


1. 「ワニ」の正体はサメ!なぜそう呼ぶの?

広島県北部では、古くからサメのことを「ワニ」と呼びます。これには、日本の古い言葉の成り立ちが深く関係しています。

  • 古語としての「和邇(わに)」 日本最古の歴史書『古事記』の「因幡の白兎」に登場する「和邇」がサメを指しているように、古代の日本ではサメをワニと呼んでいました。この呼称が、交流の深かった山陰地方から峠を越えて備北地域へと伝わり、現代まで方言として定着したと考えられています。

2. 【歴史】険しい峠を越えた「ワニの道」

江戸時代、冷蔵技術も車もない時代に、広島の山奥で「生の刺身」を食べることは至難の業でした。島根県の日本海側で水揚げされた魚は、険しい中国山地の峠をいくつも越えて運ばれる間に鮮度が落ちてしまいます。

しかし、サメだけは特別でした。

  • アンモニアによる「天然の防腐能力」 サメの身に含まれる尿素が、時間の経過とともにアンモニアに変化します。このアンモニアが細菌の繁殖を抑えるため、**「数日間は刺身で食べられる唯一の魚」**として重宝されたのです。

島根から三次へと続く街道はいつしか「ワニの道」と呼ばれ、冬の訪れと共に運ばれてくるワニは、お正月や祭りの食卓を彩る、地域の人々にとっての「海のごちそう」となりました。

3. モチモチ食感がたまらない!ワニ料理の魅力

現代では流通・保存技術が発達しており、アンモニア臭のない非常に新鮮で上品な味わいを楽しめます。

  • 刺身 独特の「モチモチ」とした弾力と、淡白ながらも濃厚な旨味が特徴。噛むほどに優しい甘みが広がります。
  • 湯引き さっと湯通しした身を、酢味噌や生姜醤油でさっぱりといただきます。
  • ご当地グルメの進化 伝統的な刺身だけでなく、近年では「わにバーガー」や「わにラーメン」など、専門店による新しい食べ方も人気を集めています。

4. 本場の味を楽しむならここ!信頼の名店・専門店

三次のワニ食文化を今も支え続ける、正確な店舗情報をご紹介します。

■ 本格的な和食・郷土料理「むらたけ総本家」

創業から郷土の味を大切に守り続ける日本料理店です。本場ならではの鮮度で、刺身や湯引きなどの伝統料理を堪能できます。

  • 住所: 広島県三次市十日市東6-1-8
  • 電話番号: 0824-63-0666
  • 営業時間:
    • 平日:11:00~14:30(L.O.14:00)、17:00~22:00(L.O.21:00)
    • 日・祝:11:00~14:30(L.O.14:00)、17:00~21:00(L.O.20:30)
  • 定休日: 月曜日(祝日の場合は火曜日)
  • 公式サイト: https://muratake-souhonke.com/

■ 伝統と新しい味を伝える「フジタフーズ(わに料理 専門店)」

「わにバーガー」や「わにラーメン」など、多彩なメニューで知られる専門店です。卸・小売も行っており、三次のワニ食文化の発信地となっています。

  • 住所: 広島県三次市廻神町738
  • 電話番号: 0824-66-1082
  • 営業時間:
    • [平日] 11:00-15:00 / 17:00-19:00
    • [土日祝日] 11:00-15:00 / 16:00-18:00
    • ※O.S.(オーダーストップ)は閉店30分前
  • 店休日: 水曜日
  • 公式サイト: https://fujita-foods.xsrv.jp/

まとめ

広島の「ワニ料理」は、厳しい自然環境の中で「美味しい生の魚を味わいたい」と願った先人たちの執念と知恵が生んだ、誇るべき文化遺産です。

かつて牛方が峠道を越えて運んだ歴史に思いを馳せながら、地元の名店でその伝統の味を体験してみてください。そこには、江戸時代から変わらない「ごちそう」への喜びが詰まっています。

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