🌲【歴史と魅力】総檜造りの名建築で味わう「美」。蘭島閣美術館が五感を癒やす理由

文化

瀬戸内海に浮かぶ「安芸灘とびしま海道」の入り口である下蒲刈島(しもかまがりじま)、かつて朝鮮通信使や参勤交代の寄港地として栄えたこの「歴史 of 島」には建物そのものが一つの芸術品と称される場所があります。それが蘭島閣(らんとうかく)美術館です。

島に一歩足を踏み入れた瞬間に感じる潮風と美術館の門をくぐった瞬間に漂う木の香り。都会の喧騒から切り離されたこの場所は訪れる人の五感を静かに癒やしてくれます。今回は、名建築としても名高い蘭島閣美術館の歴史と心奪われる魅力をご紹介します。

※この記事に掲載している画像はイメージです。実際の団体、個人、店舗、商品などとは異なる場合があります。


1. 建築美に圧倒される「総檜造り」の空間

蘭島閣美術館の最大の魅力は、その贅を尽くした建築にあります。日本の伝統的な建築美を現代に伝えるこの建物は「総檜(ひのき)造り」。足を踏み入れた瞬間にまず出迎えてくれるのは、清々しく心落ち着く檜の香りです。

この美術館は下蒲刈島がかつて「瀬戸内海の海上交通の要衝」として、最高級のおもてなしを行ってきた歴史背景を現代に受け継ぐために建てられました。

  • 職人の技: 継手や仕口といった日本の伝統的な木造建築の技法を駆使した重厚な造り。
  • 調和: 窓から見える瀬戸内の青い海と建物の美しい木肌のコントラスト。
  • 静寂: 厚みのある木材と畳が音を優しく吸収して館内には心地よい静寂が流れています。

2. 須田國太郎をはじめとする、日本近代美術の至宝

蘭島閣美術館のコレクションにおいて最も注目すべきは日本近代洋画の巨匠・須田國太郎の作品群です。重厚で深い精神性を湛えた須田氏の作品は、この重厚な総檜造りの建築と見事に共鳴しています。

その他にも、横山大観、福田平八郎といった日本近代美術を語る上で欠かせない作家たちの名作が数多く収蔵されています。

特筆すべきは展示されている名画と空間의「一体感」です。展示室の畳に座って、総檜の柱に囲まらながら作品と向き合う時間は通常のホワイトキューブ(白い壁)の美術館では決して味わえない贅沢で親密な体験となります。


3. 五感を癒やす「蘭島閣美術館」の楽しみ方リスト

ただ鑑賞するだけでなく五感を使って楽しむことで、この場所の魅力はさらに深まります。

  • 【香り】を楽しむ: 館内に満ちる檜の天然の香りで深呼吸をしてリラックス。
  • 【足の裏】で感じる: 畳の感触を楽しみながら、一歩一歩ゆっくりと作品を巡る。
  • 【静寂】に浸る: 都会の雑踏を忘れえて自分の足音だけが響く空間で心を整える。
  • 【風景】と対比する: 窓から見える庭園や瀬戸内の風景と展示された作品を見比べる。
  • 【余韻】を味わう: 近隣の「白雪楼(はくせつろう)」で抹茶をいただきながら、アートの余韻に浸る。

4. 📍 蘭島閣美術館 基本情報

美術館は、島全体を庭園のように整備した「松濤園(しょうとうえん)」のすぐ近くに位置しています。

項目詳細情報
名称蘭島閣美術館
所在地広島県呉市下蒲刈町三之瀬200-1
アクセス広島市内から車で約1時間。JR呉線「広駅」よりバスで約30分「三之瀬」下車。
開館時間9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日火曜日(祝日の場合は翌日)
周辺施設徒歩圏内に**「松濤園」や、幕末の文人たちが集った「白雪楼」**があります。

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