
🥖日常の掃除を終え、ふらりと下祇園駅へ
休日の午前中、溜まっていた洗濯と部屋の掃除を済ませると、ちょうどお昼時。心地よい達成感とともに、「少し外の空気を吸おう」と思い立ち、自宅からほど近い下祇園駅まで散歩に出かけました。
駅前に到着したとき、ふと目に留まったのが「Japan屋(ジャパン屋)」というパン屋さん。その親しみやすい佇まいに誘われるように中へ入ると、焼きたての香ばしい匂いが私を迎えてくれました。
🥖心を掴んだ「人気No.1」の食感
棚に並ぶパンの中で、迷わず手に取ったのは「人気No.1」の札がついたミルクパン。自宅に戻り、おやつとして一口頬張ってみて驚きました。
ソフトなフランスパンに包まれていたのは、濃厚なミルク風味のクリームと、噛むたびに弾ける「じゃりじゃり」としたグラニュー糖の食感です。触感を楽しむその時間は、最高な至福のひとときとなりました。
「広島は奥が深い。独自のパン屋が守り続けるレシピや職人技が、この街の食卓を支えているんだな。」 ☕お気に入りの飲み物を一杯を飲みながら、私は広島という街が歩んできた「パンにまつわる、記述」を少し覗いてみることにしました。
🥖受け継がれる復興の精神と、広がる「素材」の選択肢
広島のパン文化を紐解くと、戦後の想いと、近年盛り上がりを見せる「素材」への挑戦、その両方が今の美味しさを作っていることが分かります。
- 戦後復興とパンの使命: 1948年、焼け野原となった広島市内で「タカキのパン(現タカキベーカリー)」が創業。「食卓に幸せを運ぶ」ことを志したこの歩みが、広島パン文化の原点となりました。1967年に誕生した「広島アンデルセン」は、被爆建物を継承した店舗として、今も復興のシンボルであり続けています。
- 広島が生んだ技術革新: 今では世界中で当たり前となった『トングとトレーでパンを選ぶスタイル』は、実は広島が発祥。新しい食文化を自由に楽しむスタイルは、広島の職人たちのアイデアから全国へ広がりました。
- 2005年から始まった「広島産小麦」という新たな選択肢: こうした職人たちの技に加え、近年では「パン用小麦」をこの地で育てるという、農業と製パンが一体となった挑戦も行われています。2005年頃から本格化した産地化により、今では広島独自の魅力的な品種も登場しています。
アサーズ小麦粉: 安佐北区で栽培・製粉され、伝統的な機械式臼製粉による強い風味が特徴。
せとのほほえみ: 福山市の西日本農業研究センターが開発し、2025年に発表されたばかりの新品種。
お店ごとの独自のこだわりと、こうした地元の新しい素材。この両方が共存しているからこそ、現在の広島のパンはこれほどまでに多様で、面白いのです。
🥖次は、あなたのお気に入りのぱんを
一軒のパン屋さんが守り続ける「あの味」から、最新の小麦開発まで。知れば知るほど、広島でパンを食べる時間は豊かになります。
広島には、戦後から続く老舗から、地元の素材を大切にする新しい個人店まで、数えきれないほどの魅力が詰まっています。さて、次にあなたがその魅力を再発見するのは、どの街のどのパン屋さんでしょうか?
ここから先は、ぜひあなた自身の足で「今日の一品」を探しに行ってみてください。広島の街には、まだまだあなたの知らない美味しい物語が隠れています。


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