広島の市内中心部を散策していると、お好み焼き店だけでなく、長年にわたって地元で営業を続けているカレー店を目にすることがあります。
平和記念公園周辺から本通商店街を抜け、おしゃれなアパレル店や飲食店が集まる袋町エリア・中の棚周辺へ足を延ばすと、買い物や街歩きの合間に立ち寄りやすいお店が数多く集まっています。
このエリアで昔からよく知られているのが、「サンカレー」「ガリバー」、そして今回ご紹介する「桃丘(とうきゅう)」です。地元の人の間では「広島のカレー御三家」と称されることもあるこれらの店舗の中から、今回は袋町のビルの2階に店を構える「桃丘」の特徴と名物メニューをご紹介します。
🍛40年以上の歴史!世代を超えて愛され続ける理由

袋町・中の棚エリアを歩いていると、建物の2階部分に黄色い四角の看板が見えてきます。「桃丘」がこの場所で創業したのは、今から40年以上も前のことです。
時代の変化とともに周辺の店舗や街並みが少しずつ移り変わっていく中で、変わらぬ場所で営業を続けている桃丘。かつて学生時代に通っていた人が大人になり、今では自分の子供を連れて訪れるなど、世代を超えて地域に定着しているお店です。
街の中心部にありながら一皿ひと皿に誠心誠意向き合う姿勢や、変わらない温もりを守り続けていることが、長年この街で親しまれ続けている一番の理由です。
🍛レトロで温かな空間!昭和の面影を残す落ち着いた店内

外の階段を上がった先にある入口には、手書きのPOPやステッカーが賑やかに貼られています。中には看板キャラクターが発信する「利益より広島愛」といった印象的なメッセージもあり、ドアを開ける前からお店の温かい地元愛が伝わってきます。
店内に入ると、外の賑やかさとは一線を画した落ち着いた空間が広がっています。ご兄妹で切り盛りされている店内にはカウンター席とテーブル席が効率よく配置され、昭和の雰囲気をそのまま残した内装となっています。

手書きのメニュー表には、基本のカレーからさまざまなトッピングを組み合わせた豊富なバリエーションが並んでいます。手際の良さがありながらも、店内自体は一人で訪れても気兼ねなくカレーに集中できる心地よい環境が整っています。
🍛名物の親子カレーをいただく!サクとろ食感とスパイスの味わい

今回注文したのは、お店の人気メニューの一つである「親子カレー」。手際よく運ばれてくる一皿には、鮮やかな黄色のご飯と、じっくり煮込まれた深みのある色のカレールーがバランスよく盛り付けられています。
ルーを口に運ぶと、最初にほんのりと果実のような甘みが広がり、そのあとにじわじわとスパイスの辛さとコクが追いかけてくる味わいです。和風の要素と欧風カレーのコクが調和しており、すっきりとした後味が特徴です。
トッピングのササミチーズカツは衣がサクッと香ばしく揚げられており、中に包まれたアツアツのチーズがとろりととけ出します。さらに、スライスされたゆで卵や福神漬けを合わせることで、味の変化を楽しみながら食べ進めることができます。
なお、桃丘ではカレーと一緒にドリンクを頼むと嬉しいセット割引が適用され、1ドリンクお得な価格で追加することができます。スパイシーなカレーの合間に挟む甘酸っぱく爽やかなラッシーは相性抜群で、より一層満足感を高めてくれます。
🍛袋町周辺で美味しいカレーが食べたくなった時は「桃丘」へ

40年以上の歴史に裏打ちされた味わいと、初めてでも気兼ねなく入れる温かな雰囲気。「桃丘」は、街の移り変わりの中で今も変わらず地元の人々に親しまれている名店です。
ルーが無くなり次第営業終了となるため、訪問の際は早めの時間帯を目指すのがおすすめです。
袋町周辺で美味しいカレーが食べたくなった時は、ぜひ一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
【店舗情報】
| 項目 | 詳細 |
| 店名 | カレーの店 桃丘(とうきゅう) |
| 住所 | 広島県広島市中区袋町9−4 田中ビル2F |
| アクセス | 広電1系統(宇品線) / 立町駅 徒歩5分(390m) 広電1系統(宇品線) / 八丁堀(広島)駅 徒歩6分(410m) 広電1系統(宇品線) / 胡町駅 徒歩7分(490m) |
| 営業時間 | 11:30〜15:00 / 17:00〜20:00 |
| 定休日 | 木曜日 |
| 座席 | 21席/カウンター席有 |


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