
※画像はAIで作成したイメージです。実際の会場・店舗・イベントの様子とは異なる場合があります。
紙屋町交差点から北へ徒歩約10分。都心部に誕生したエディオンピースウイング広島は、観客席とピッチの距離がわずか8メートルという日本初の都市直結型スタジアムとして注目を集めています。
しかし、宮島や原爆ドームといった定番コースを一通り巡ったリピーターや、まち歩き好きの目線でこの街を深く観察してみると、なぜ他の候補地ではなく、昭和18年に防空空地として整備された歴史を持つ基町・中央公園エリアだったのかという疑問が湧いてきます。実はその背景には、この街が辿ってきた戦後復興の歩みと、官民が一体となって推進した都市構造改革の物語が隠されています。
今回は、スタジアム誕生までの道のりから基町エリアの歴史、そして現地で体感できる最新の空間構造とアクセスルートまでを、事実と背景とともに詳しく紐解いていきます。
🚌移動時間37分の課題を解消する都心移転と経済的効果

※画像はAIで作成したイメージです。実際の会場・店舗・イベントの様子とは異なる場合があります。
試合観戦だけでなく、平日のランチや散歩でも通いたくなる都心型体験を期待するなら、旧本拠地からの移転はまさに待望の選択でした。1992年に開場した安佐南区の「エディオンスタジアム広島(広域公園陸上競技場)」は、中心部からアストラムラインで約37分という立地にあり、悪天候時のアクセスや観戦後の回遊性に長年の課題を抱えていたためです。
そこで打ち出されたのが、1年365日いつでも市民や旅行者が行き交う街なかスタジアム構想でした。
移転先には旧市民球場跡地や宇品港(出島地区)など複数の候補地が挙がり、10年以上にわたる議論が交わされました。最終的に選ばれた中央公園広場は、紙屋町や本通商店街から徒歩約10分という抜群の立地です。中心部に配置することで、観戦前後に周辺の飲食店や商業施設を回遊する大きな経済効果を生み出しています。
⚽人々が集い緑を育んできた基町エリアの温かな歩み

※画像はAIで作成したイメージです。実際の会場・店舗・イベントの様子とは異なる場合があります。
街の歩みを紐解いていくと、スタジアムが立つ基町周辺は、人々の暮らしを守り憩いの場を創り出してきた温かな情熱に満ちたエリアであることが分かります。
かつてこの地は軍事施設が集まる場所でしたが、戦後は市民が安心して暮らせる街へと生まれ変わり、昭和40年代には先進的な住宅計画とともに美しい都市公園が整えられていきました。木々の緑を植え、人々が散歩を楽しめる空間へと進化を遂げたこの中央公園エリアは、長年にわたり地域に愛される憩いの拠点として育まれてきたのです。
そうした素晴らしい環境だからこそ、スタジアム計画の初期には誰もが親しんできた緑や穏やかな暮らしを大切に守りたいという丁寧な想いが寄せられました。
これを受けて市や事業者は2019年から対話を重ね、音漏れを防ぐ遮音屋根のデザインや、新しい緑地広場の整備など、自然や周辺環境とやさしく調和するオープンな設計へと磨き上げていきました。原爆ドームから北へ美しく伸びる平和の軸線の上で、これまで培われてきた緑豊かな憩いの空間と平和への願いをしっかりと受け継ぎながら、誰もが笑顔になれる新しい憩いの場が誕生したのです。
⚽敷地5.2haのスタジアムパークとHiroPa10店舗が創る滞在型空間

※画像はAIで作成したイメージです。実際の会場・店舗・イベントの様子とは異なる場合があります。
休日に子連れでゆったり過ごしたいファミリーや地元のランナーにとって、この場所はこれまでのスタジアムの概念を大きく覆す空間です。
敷地全体約5.2ヘクタールに広がるひろしまスタジアムパークは、従来の大型施設に見られるような高大なフェンスや外壁を極力排したオープン構造が特徴です。紙屋町方面から伸びるペデストリアンデッキや、西側を流れる本川(旧太田川)の河川敷から、誰もがシームレスに立ち入れる導線が整えられています。
また、スタジアムの東側と西側に広がる商業エリアHiroPa(ヒロパ)には、オープンカフェやBBQ施設、室内キッズパークなど約10店舗が集積し、試合のない平日でも家族連れや散策客で賑わっています。水辺の景観や広島城址の緑と調和した空間デザインにより、スポーツの熱気と日常の安らぎが自然と溶け込む滞在型公園へと進化を遂げました。
⚽紙屋町からの徒歩ルートと旧太田川散策で巡る現地アクセスの秘訣

※画像はAIで作成したイメージです。実際の会場・店舗・イベントの様子とは異なる場合があります。
実際に現地を訪れる際は、ただ最短ルートを歩くだけでなく、街の景観移り変わりを楽しめる散策ルートを選ぶのがおすすめです。
最もスムーズなアクセスは、紙屋町交差点やアストラムライン県庁前駅からペデストリアンデッキを渡り、そのまま北へ徒歩約10分直進するルートです。地下道や横断歩道を経由することなく、ひろしまスタジアムパークの敷地へ直接アクセスできます。
もう一つのおすすめは、原爆ドーム前から本川(旧太田川)沿いの緑道を北上するルートです。川面を渡る風を感じながら徒歩約12分ほど散歩すると、水辺とスタジアムの流線型の屋根が重なる見事な景観が現れます。
街の中心部にスタジアムをと願った20年超の想い、戦後復興とともに市民が育んできた基町の歴史、そして地域住民と向き合い結実した対話のプロセス。こうした背景があるからこそ、あらゆる人々が日常的に訪れ自分らしく過ごせる公園空間として実を結んだのです。ぜひ天気の良い日に、歴史と未来が交差するこの場所の魅力を体感してみてください。
関連公式リンク
| HIROSHIMA STADIUM PARK(ひろしまスタジアムパーク) 全体ポータルサイト | 概要:スタジアムと周辺の公園・商業エリア(HiroPa)全体を網羅した総合ポータルです。 | 掲載内容:パーク全体のマップ、イベント案内、ショップ&レストラン情報、アクセス情報など、施設全体の楽しみ方が確認できます。 |
| エディオンピースウイング広島 公式サイト | 概要:サッカースタジアム「エディオンピースウイング広島」単体の詳細情報ページです。 | 掲載内容:ピッチや観客席の特徴、館内フロアマップ、スタジアムツアーの開催日程・予約方法、利用案内が確認できます。 |
| サンフレッチェ広島 公式ウェブサイト | 概要:本拠地としてスタジアムを使用するサンフレッチェ広島のオフィシャルサイトです。 | 掲載内容:ホームゲームの試合日程、観戦チケットの購入、座席案内(シートマップ)、試合開催日のスタジアムグルメやイベント情報が網羅されています。 |


コメント