【広島グルメの魅力と記述を深堀】からす麦専門店になぜ甘党の看板?バッケンモーツアルトと甘党はち乃木の歴史

グルメ

街角の気になる看板に惹かれて立ち寄った洋菓子店

広島の中心部・中央通り沿いを歩いていると、「バッケンモーツアルトからす麦専門」赤い暖簾ともに、「甘党 はち乃木」木目の味わい深い木製看板が掲げられています。

休日のお昼ご飯を食べた後、甘いものが欲しくなり、この店が気になって入ってみることにしました。


西洋菓子と和の趣が心地よく調和する店内の雰囲気

店内へ進むと、名物のからす麦クッキーやカープ帽パッケージの焼き菓子やドーナツが並び、その一角にはどら焼きや最中、クリームぜんざいが置かれています。

奥には5〜6卓ほどのテーブル席があるイートインスペースが用意されており、当日は大勢のお客さんでにぎわっていました。

壁面には、伊勢神宮外宮へ一五穀クッキーを献進したことを示す大きな奉納証明書が飾られているほか、缶に入ったクッキーのおいしさや挽きたてアーモンドへのこだわりが綴られた案内板が並び、お店の誠実なものづくりが伝わってくる空間となっています。


創業の歴史と和洋のお菓子を取り揃える店舗の特徴

この店舗には、1974年創業の「バッケンモーツアルト」と、1958年に甘味処として開業した「甘党 はち乃木」という、広島で長く愛されてきた和洋2つの老舗の看板が並んで掲げられています。

2つのブランドがどのような経緯でともに歩むようになったのか詳しい由来は明かされていませんが、広島で長く愛されてきた和洋の老舗の看板が、このひとつの店舗に並んで掲げられています。

からす麦クッキーとドーナツ専門店では、焼き菓子や各種ドーナツが販売される一方、一角にはどら焼きや最中といった和菓子も並び、和洋の甘味を同時に買い求められるのがこの店舗ならではの面白さです。


イートインスペースで味わうひんやり甘いぜんざい

賑わう店内のテーブル席に着き「クリームぜんざい」を注文したところ、お店で絶妙な柔らかさに緩められた状態で、スプーンとともに運ばれてきました。

見た目はまるでバニラアイスに小豆を練り込んだような仕上がりで、スプーンをすっと入れるとよい手応えがあります。

口に運ぶとすっきりしたミルクの風味と小豆の優しい甘みが同時に広がり、昔ながらの伝統を受け継いだ優しく上品な味をじっくり実感できます。

食後のデザートとして味わった後は、壁の案内や店内の棚を見回しながら、ほかにどのようなメニューや商品があるのか眺めて過ごしました。


広島の街で和洋の魅力を一度に楽しめる甘味処

バッケンモーツアルトの「からす麦専門店」でありながら、「甘党 はち乃木」の看板や商品が共存するこの場所は、広島の街の歩みを感じられるお店です。

店内では、淹れたてのコーヒーとともに伝統のクリームぜんざいや、温めてもらえるドーナツをゆったり味わうことができます。

なお最近知ったのですが、現在からす麦クッキーとドーナツの専門店はすぐ近くのBACKEN MOZART 中央通り店へと移転しており、甘党はち乃木の味は上八丁堀でも楽しむことができます。

形を変えながらも広島の街で親しまれ続ける和と洋の老舗の味を求めて、それぞれ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。


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